本学の卒業生であり、新渡戸カレッジ名誉フェローの數土文夫氏が北海道大学栄誉賞を受賞され、8月5日、本学工学部フロンティア応用科学研究棟レクチャーホール(鈴木章ホール)において、授与式が行われました。 この栄誉賞は本学を卒業し、若しくは修了した者又は本学の職員であった者のうち、学術、文化若しくは、スポーツの分野又は社会活動において顕著な功績のあった者を表彰する制度で次のいずれかに該当する者です。
(1)学術、文化又はスポーツの分野において輝かしい活躍をし、その功績が特に顕著であると認められる者。 (2)様々な活動を通じて、社会に対して著しい貢献をし、その功績が特に顕著であると認められる者。 今回、受賞となった主な理由としては、長年に渡り鉄鋼業をはじめ公共放送及び電力事業等、様々な業界の経営者として産業経済の発展に尽力し、社会に対し著しい貢献をされたことが挙げられます。
數土氏は、昭和39年3月に北海道大学工学部冶金工学科を卒業後、川崎製鉄株式会社に入社。平成13年には同社代表取締役社長、平成15年JFEスチール株式会社代表取締役社長(CEO)、平成17年JFEホールディングス株式会社代表取締役社長(CEO)に就任。その後、同社相談役、特別顧問を経て、現在、名誉顧問をつとめられています。 さらに、社外関係では株式会社LIXILグループ取締役、株式会社ニュー・オータニ取締役等を担当され、令和元年には旭日大綬章を受章されました。 また、本学関係では経営協議会委員、連合同窓会会長、新渡戸カレッジ副校長を歴任されました。中でも新渡戸カレッジ創設以来その発展に多大なる尽力をされ、平成27年には新渡戸カレッジ名誉フェローの称号が授与されました。