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2017年04月03日

海外で求められる力を身につけられる環境

原田 要一
大学院教育コース修了生

原田 要一(はらだ よういち)さん
工学院 応用物理学専攻1年

研究留学に必要な力を身につけるため、新渡戸スクールの門を叩きました。その力とは、(1)英語力、(2)ディスカッション能力、(3)多様性への対応、この3点だと考えていました。これが私の新渡戸スクール入校の目的です。

新渡戸スクールでは、これら3点はもちろんのこと、期待以上の学びと経験がありました。そして1年間の米国留学中で大きな価値を発揮しました。

海外での研究はプロジェクトベースで研究が進み、様々な国籍の研究者をマネジメントしながら進んでいきます。多様性溢れるチームでのプロジェクトが主体であるため、多くの困難がありました。しかしその困難を、新渡戸スクールで培った経験をもとに乗り越えることができました。

例えば、「伝える力」。日本人は「ハイコンテクスト型」で、少ない言葉で推測してもらうような会話スタイル、一方海外(主に欧米)では「ローコンテクスト型」で、論理的に明確で説明的な表現を好む会話スタイル、とよく言われます。この違いはディスカッションにおいて重要で、新渡戸スクールでのグループワークでもよく直面する課題でした。私がディスカッション中に曖昧なワードを言ったが故に、留学生に意思が伝わらなかったことが多くありました。新渡戸スクールでのグループワークを通じて、このようなディスカッションスタイルの違いに苦しみ、伝え方を工夫し続けたからこそ、アメリカでのディスカッションにすぐに慣れることができたと考えています。

また、新渡戸スクールでの授業においてはディスカッション、そして発表も英語でこなす必要があります。それらを日々経験することで英語への抵抗がなくなりました。

このように、新渡戸スクールの授業を通じて多くのことを学びました。素晴らしい環境で、課題も授業も真剣に取り組んだからこそ、身になりました。新渡戸スクールのおかげで、渡米後、英語もさして苦労しませんでしたし、多様性やディスカッションにも対応できたのではないかと考えています。

新渡戸では、海外で求められる力を身につけるのに十分な環境が揃っています。活かすも活かさないも自分次第。素晴らしい環境で勉強してみませんか?