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Messages from Nitobe College Students, Alumni, Fellows, and Mentors.

留学したい学生にとって、サポート体制がしっかりしていることが大きな魅力

柴田 翔平
Post Date: Dec 21, 2015

プロフィール

柴田 翔平(しばた しょうへい)さん

新渡戸カレッジ第1期生/文学部 哲学・文化学コース 3年(2015年12月掲載時)

札幌出身。高校生のときにドイツの哲学者・フッサールに興味をもち、哲学を勉強しています。最近読んでいる本はフッサールの著作『デカルト的省察』。環境倫理学にも関心があります。高校では器械体操部に入っていて、今もアルバイトで子供に体操を教えています。大学では英会話サークル所属。

主体性をもって学ぶこと

大学の授業は全部そうですが、高校との大きな違いは、主体性をもって「積極的に勉強する」ということだと思います。新渡戸カレッジのカリキュラムはまさにそうで、自分はどう考えるか、それを伝えるためにどういう手段をとるかを実践します。例えば多文化交流科目の「アカデミック・プレゼンテーション」では、外国人留学生と混じって課題について話し合い、結果をプレゼンテーションしました。そのときは「学校の北部購買の売上げを向上するには」というテーマで、発表の際には購買の方も聞きに来てくれて力が入りました。「留学支援英語」の授業も実践的で、海外でコミュニケーションをとる際に役立つと思います。

フェローを通して、社会と出会う

カレッジ生は毎年約10人のグループに分かれ、フェローとグループミーティングを行います。バックグラウンドが全く違うフェローの方々と、一つのテーマについて話し合いを深めたり、アドバイスをもらったりすることはすごくいい経験になります。昨年はグループリーダーとして意見をまとめる役を務めましたが、これもいい経験でした。

フェロー制度の最大の特長は、普通の学校生活では会えないような人たちと、間近に出会う機会があることだと思います。

昨年はシンクタンクで活躍しているフェローのグループになり、自分の将来について、より具体的に考えるようになりました。仕事をすることが身近にイメージでき、シンクタンクという職業にもいろいろな幅があることがわかり、興味もわきました。将来どんな職業につくかはまだ漠然としていますが、シンクタンクもおもしろそうだと思います。今年はフェローと1対1の対話プログラムがあるので、就職のことなどを相談したいです。

自分の可能性を広げるために

留学中、南ドイツの民族衣装を着て記念撮影

3年2学期には半年間、今度は哲学の勉強に行く予定です。そもそも哲学に興味をもったのはドイツの哲学者がきっかけですから、本場で自分の勉強をできるだけ深めたいと思っています。新渡戸カレッジの魅力は、海外留学への支援体制がすごく手厚いことです。授業内容もそうですし、奨学金などの制度も充実しています。僕は2年の夏休みに2週間、ミュンヘン大学でドイツ語研修に行きました。毎日びっしり、5人だけの少人数クラスで、語学力はかなり向上したと思います。ただ2週間はあっという間で、もっと長くいたかったです。短期でドイツに行って、もっと本格的に留学したい、という気持ちが強くなりました。

それから留学のもう一つの目的は、学生のうちに今とは全然違う環境で生活してみたいと思ったからです。ドイツに住んでみて、もし気に入ったら将来ドイツで暮らすかもしれません。知らないことを学ぶのは楽しいですし、将来はどんな形であれ、勉強し続けていきたい。そのためにも今からいろいろな可能性を試し、広げていきたいと思っています。

ドイツの古城

新渡戸カレッジ関連のおもなできごと

1年生

  • 新渡戸カレッジ入学

2年生

  • 新渡戸カレッジ生のグループリーダーを務める
  • 夏休みに2週間、ドイツ・ミュンヘン大学で語学研修(ドイツ語)

3年生

  • フェローとの対話プログラムにエントリー
  • 半年間、ドイツ・ミュンヘン大学へ留学(予定)