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Messages from Nitobe College Students, Alumni, Fellows, and Mentors.

チャレンジする前向きな気持ちがあれば、得られるものがたくさんあります

木村 まい
Post Date: Dec 21, 2015

プロフィール

木村 まい(きむら まい)さん

新渡戸カレッジ第1期生/水産学部 海洋生物科学科 3年(2015年12月掲載時)

千葉県出身。小学4年のとき水族館でチョウチンアンコウを見てから、深海魚が大好きになりました。将来の目標は海洋研究者。深海魚の魚類分類を研究したいです。新渡戸カレッジでは2年生のとき「新渡戸倶楽部」の設立メンバーとなり、会計を務めました。剣道サークルにも所属し、現在初段。

「留学したい」、その一心で新渡戸カレッジに

FSPで訪れたミュンヘンにて。路上パフォーマーの女性と一緒に

私が新渡戸カレッジに入ったのは、大学で「必ず留学したい」と思っていたからです。北大に受かってから、新渡戸カレッジのパンフレットで留学に有利なことを知り、これは絶対に入らなきゃ!と再び英語を猛勉強しました。

1年生の夏休みには、さっそく「ファースト・ステップ・プログラム(FSP)で約2週間、フィンランドとドイツに行きました。大学や研究機関、企業などを訪問し、北大についてプレゼンテーションしたり、現地の学生や企業の方々と交流したり、短い期間ですが充実したプログラムでした。私はフィンランドでプレゼンをするチームのリーダーになり、英語で20分間話すという初めての経験をしました。事前準備もたいへんでしたが、みんなの協力もありやり遂げることができ本当にうれしかったです。将来進む道についても真剣に考えることができました。

新渡戸カレッジは入ってからが勝負

ミュンヘン美術館にて

例えば、フェローと交流する機会も、毎回積極的に参加すると名前も覚えられ、とてもフレンドリーにいろいろなことを教えていただきました。仕事に対する意識について、企業のいいところ、悪いところ、それからビジネスマンとしてのヒントなど、大学ではなかなか聞けないお話ばかりでした。新渡戸カレッジは、ここに入ったら「自動的に何かが達成できる」という場所ではありません。自分から前向きに挑戦していく姿勢があれば、その分だけ得られるものが大きい場所だと思います。

新渡戸カレッジのスタッフの方々も親身になってくださり、様々なチャンスを提供してくれます。私は一昨年「GO GLOBAL JAPAN EXPO」というイベントに参加したのですが、全国から42の大学が集まる会場でディスカッションなどをし、とても貴重な体験ができました。会場に来ていた高校生の親御さんにも、学生の立場から北大を説明できたので、少しお役に立てたかなと思います。

密度の濃い2年間

私は水産学部なので3年次で函館キャンパスへ移行しましたが、今後も新渡戸カレッジ生としていろいろな経験を積みたいと思っています。

新渡戸カレッジに来る学生は学部も目標もバラバラですが、各方面で頑張っている人がすごく多く、ボランティアに一生懸命だったり、NPO活動に参加していたり、トップを走っている人が多いので自分もモチベーションが上がります。昨年はカレッジ生で「新渡戸倶楽部」というサークルを作り、毎週水曜に集まっていろいろな活動をしたのですが、そこに集まる仲間から刺激を受けることもたくさんありました。

これまでの一番の思い出は、学内合宿で200人を前に、FSPやエストニアでの語学研修の経験を発表したことです。人前で話すのはずっと苦手でしたが、FSPでもGO GLOBAL EXPOでも、「自分を変えたい」と思って挑戦してよかったと実感しています。新渡戸カレッジにはそういうチャンスがたくさんあります。「チャレンジしたい!」と思う学生の皆さんに、ぜひおすすめします。

エストニアのタルトゥー大学にて語学研修の最終日、修了書をいただきました