学部横断型特別教育プログラムとして平成25年4月にスタートした新渡戸カレッジは,初めての修了生となる第1期生15名(男子学生8名,女子学生7名)(文学部2名,教育学部1名,法学部3名,経済学部1名,理学部1名,工学部2名,農学部4名,水産学部1名)に修了証書ならびに称号が授与されました。
新渡戸カレッジの修了要件は,新渡戸カレッジカリキュラム15単位(留学を含む)を修得し,各学部等における通算GPAが上位50%以内,外国語能力TOEFL-iBT80点以上相当の全ての要件を満たすものであり,この度修了した新渡戸カレッジ生は学部での専門学修との両立が困難な中,各自ハードルを乗り越えたものです。
3月23日(木)学位記授与式では,新渡戸カレッジ生総代として文学部柴田翔平さんに15名を代表して修了証書が授与されました。同日,遠友学舎において新渡戸カレッジ修了祝賀会およびフェロー謝恩会を開催しました。石山 喬 北海道大学校友会エルム会長(新渡戸カレッジ副校長)をはじめ,新渡戸カレッジ創設と同時に就任され,4年間カレッジ生を見守り続けて来られた本学同窓生フェロー6名が学位記授与式および修了祝賀会に出席され,お祝いに駆けつけてくださいました。
修了祝賀会では,最初に山口佳三新渡戸カレッジ校長(総長)から祝辞があった後,新渡戸カレッジでの学びの労いが述べられ,「新渡戸カレッジ修了第1期生の皆さんが元気にご活躍されることが,新渡戸カレッジをはじめ北海道大学で学ぶ後輩に大きな勇気を与えることになります」というメッセージが伝えられました。
次に,新渡戸カレッジ修了生の答辞として柴田翔平さんから挨拶がありました。「ものごとを徹底的に考え抜く力が鍛えられ,これは大学での様々な経験で学んだことと組み合わせることで,現実の問題に関しても多様な観点から鍛えられたという意味において,社会に貢献するための礎になったと考えています」と語りました。
引き続き,フェロー謝恩会では修了生の謝辞として工学部 春日遥さんから挨拶がありました。春日さんは「多様な分野で第一線として活躍されているフェローから沢山の助言をもらい,力になりました」とお礼を述べました。
最後は,石山 喬 北海道大学校友会エルム会長(新渡戸カレッジ副校長)から激励のお言葉がありました。石山会長は修了生に「4年間本当に辛抱強く良く頑張りました。カレッジで学んだことは必ず今後の糧になります」と語られました。
修了祝賀会,引き続き行われたフェロー謝恩会には新渡戸カレッジ在校生もお祝いに駆けつけ,修了を祝福するアットホームな雰囲気の中,閉会しました。
(学務部教育推進課新渡戸カレッジオフィス担当)

