新渡戸カレッジの大塚 榮子(おおつか えいこ)フェローがこの度、日本学士院の会員に選定されました。

大塚フェローは2013年開校当初からフェローとしてご活躍され、現在は対話プログラムを担当されており、新渡戸カレッジ生の良き相談者であります。
大塚フェローの研究業績としては、核酸の化学合成技術を基盤とし、核酸ならびにタンパク質の構造と機能の解明において先駆的研究を進め、がん遺伝子の全合成を達成し、がん遺伝子タンパク質の立体構造を世界に先駆けて解明されました。また、DNA損傷が発がんを誘発する分子機構においても重要な成果をあげられました。
このような業績が認められての選定であります。
日本学士院は、学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関として文部科学省に設置されており、学術の発展に寄与するため必要な事業を行うことを目的としています。
明治12年に福沢 諭吉を初代会長として創設された「東京学士会院」を前身とする140年の歴史を持ち、学術的な業績をもとに選定された定員150名の会員により組織されています。