NEWS
2016年08月20日

グローバル課題科目が終了しました

夏タームには、新渡戸スクールII「グローバル課題科目」が開講されました。火曜クラスは「戦争と社会」をテーマに眞嶋俊造准教授(文学研究科)が、木曜クラスは「地球温暖化」をテーマに木村真明准教授(理学研究院)が担当しました。この学期からは、基本的に講義・チーム学習・プレゼンテーションを英語で行う授業が展開されます。

まず開講前までに、それぞれのクラスで授業を進めるための前提知識を解説するe-learning教材を視聴するよう指示がありました。 火曜クラスでは初回の授業で、研究倫理上の問題をめぐってある行為が倫理的に許容される否かについてグループディスカッションをしました。倫理的に判断し評価するためのいわばトレーニングと言えるでしょう。それ以降の授業では、戦争をめぐる倫理的・政治的・社会的問題(ELSI: ethical, legal, and social issues)について、チームで問題を立て、各メンバーのバックグラウンドを活かして、問題の解決案を模索することになりました。

木曜クラスでは、まずe-learningで地球温暖化のメカニズムと社会的な問題に関する基礎知識を学び、それをもとにディスカッションを進めました。こちらも、チームごとに「水」「農業」「エネルギー」といったトピックを選択し、各メンバーの専門的な知識を活用して、問題解決の道を提案するものでした。

 

最終回には、両クラスとも、各チームの提案を英語で発表し、質疑応答を行いました。「戦争と社会」あるいは「地球温暖化」というグローバルなテーマについて、学生は専門性を活かしていかにチームで問題解決にあたるか、その基本的な作法を学ぶことができたようです。