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2016年07月01日

スタートアップ科目が終了しました

5月の連休明けから、基礎プログラムの最初のコース「スタートアップ科目」が始まりました。谷博文准教授(工学研究院)、斉藤健特任助教(高等教育推進機構)が8週間、計16コマの授業を担当しました。

 

初回は、チーム活動の前提としてのコミュニケーションについて学ぶ回です。事前に提出した自己紹介スライドを使って、隣の学生同士が紹介しあった後、他の人たちに相手のことを紹介することを通じて、「伝え方」の基本を学びました。第2回目は、自分たちのことをより効果的に伝えるために、写真家の講師を招き、広報活動に関する課題に取り組みました。

第3回目は「ファシリテーション」がテーマ。チームで課題に取り組む必要性について学び、チームビルディングについて、アイスブレークを交え、例題に取り組みました。効果的なチーム形成のために、どのようにチーム運営するのか、どのような役割が必要かなどについて、実際にチーム内でワークすることを通じて実感をともなって学びました。また、チームで目的を達成するためには、どのようなミッションや目標、役割分担、そして制約があるか認識し、意見を出し合い、整理し、議論を取りまとめるために有効なスキルを学びました。第4回は「リーダーシップとチームマネジメント」について。各自リサーチしてきた内容を踏まえて、ディスカッションが行われました。そして、どのようなリーダーが望ましいか、求められるリーダーシップについて学び、効果的なチームマネジメントについて体験を通じて学びました。

第5、6回目のテーマは「プロジェクトマネジメント」。専門の外部講師が来学し、レクチャーをするとともに、グループワークの指導をしました。プロジェクトマネジメントに関する概論について講義を受けた後、「災害に強いまちづくり」を計画するプロジェクトに関して、模型を作りながら、チーム活動で体験することにより、学生はプロジェクトマネジメントの理解を深めました。第7回目には、チームごとにその成果を発表し、活発な意見交換が行われました。

 

最後の回は、本学大学院修了者の8人のメンターを招いて、「メンター講演会」を開催。その後、ワールドカフェ形式で「メンター交流会」を実施しました。学生は、自分を高めると同時に、チームで課題解決に取り組み、社会に貢献するにはどうしたらよいか、メンターの皆さんからアドバイスをもらいながら、大いに刺激を受けたようです。

 

すべての回で、レクチャー、チーム活動、成果発表、振り返りが組み合わされており、学生はアクティブラーニングの基礎を徹底的に学ぶことができ、今後の学習の足場を固めることができました。