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2021年11月09日

将来の夢を実現するために新渡戸カレッジ

丹 由美子
学部教育コース3年

プロフィール

丹 由美子(たん ゆみこ)さん
工学部 環境社会工学科 3年(2021年11月掲載時)

私はガーナ人の父と日本人の母を持ち、西アフリカのガーナで生まれ育ちました。 ガーナでは、金採掘による河川の汚染や車両排気ガスによる大気汚染等の環境問題が年々深刻化しており、更に、HIVエイズやマラリアなどの感染症で命を失う人々を私は幼い頃から目の当たりにしてきました。このため、私はこれらの地球規模的課題の解決に取り組みたいという想いから、工学部環境社会工学科の環境工学コースに進み、「健康と環境の工学」を学んでいます。 また、人を育てるという観点から教育の重要性を痛感し、人を育てることが人造り、国造り、そして世界を造っていく原点であることに気づき、教職課程を通じて、真の教育の在り方について探究しています。 特技はアフリカンドラムで、趣味は自然と触れ合うことです。

ガーナ:人・社会
ガーナ:アフリカンドラム

新渡戸カレッジへの入校を目指して北大へ

私の将来の夢は、自身の研究の成果が国境を越えた地球規模的課題の解決に還元されることであり、これは異なる文化・国・社会の架け橋となる人材の育成を目指す新渡戸カレッジの理念と合致しているため、北大入学前から新渡戸カレッジに向ける強い想いを抱いておりました。将来は新渡戸稲造のように、ガーナと日本、ひいてはアフリカとアジアの架け橋、そして地球全体を繋げる役割を担う人材となることが私の目標です。

 

新渡戸カレッジならではの取り組み

新渡戸カレッジでは、多くの貴重なチャンスや経験を得られますが、ここでは特に印象的だった3つの取り組みについて、触れたいと思います。

目標を実現するために必要なスキル

私が新渡戸カレッジで最も魅力を感じるのは、リーダーシップのマインドの醸成とキャリア教育に対する手厚い支援です。特に、セルフキャリア発展ゼミ(CDS) では、自己分析やグループワーク等を通じて、自らのキャリアについて考える機会を得て、様々な分野で活躍されているフェローの方々からのアドバイスを頂くことが出来ました。 例えば、ゼミ活動を通じて、目標を実現するための計画を策定するにあたって、その指標を具体的に数値化することによって、目標達成のためにどう行動していくことが効果的であるのかが明確になりました。また、目標に向けた進捗を確認する定期的な評価についても、3ヵ月ごとにモニタリングを行い、目標にどのくらい近づいているのかを把握し、進捗に合わせて指標を適宜修正していくことによって、気負い過ぎることなく、確実に目標に近づくことが可能となることを実感しました。このキャリア発展ゼミを通じて、目標達成に向けたモニタリング手法を学び、これから私が大学生活を送る上で、更には今後のキャリア形成に向けても、大きく役立つスキルを身につけることが出来ました。

オンライン留学だからこその「3大学共同」の豊富な体験

幅広い知識を習得し、世界をもっと知るチャンスとして、海外の3つの協定校との2週間の集中講義型の短期留学スペシャルプログラムに参加したことによって、未知の分野での知見が備わりました。アラスカ大学、ブリティッシュコロンビア大学、ワシントン大学の3大学に所属する多様な研究科の講師の方々から、「地球温暖化」、「海洋生態系」、「先住民族・外国人労働者」のテーマについて講義を受けたことは、持続可能な社会のあり方を模索し、北米の自然環境・文化について学ぶ千載一遇の機会となりました。 渡航費用確保や現地生活に向けた準備に追われることなく、落ち着いて気軽に参加できるというオンラインならではの魅力を感じました。更に、他分野と自分の専門分野の結びつきに気づかされ、専門外でも興味深い分野を発見できたことは、将来携わる分野の可能性を広げてくれました。

短期留学スペシャルプログラム2021Spring
2021春季短期留学スペシャルプログラム

ここぞという時に背中を押してくれるフェロー、すなわち恩師。

新渡戸カレッジで出会ったフェローの方々には大いに支えられました。経験豊富なフェローの方々のお話を伺い、考え抜くためのヒントを得られるのみならず、対話プログラム等で自分の歩みを見守って頂けることは新渡戸カレッジにしかない贅沢な仕組みです。 自分がぶつかった障壁に対して、あらゆる分野で活躍されているフェローの方々が親身になって、多様な視点からアドバイスをくださることも新渡戸カレッジの良さであり、フェローの方々の重みのある言葉に何度も励まされました。

新渡戸カレッジで学んだこと ―学び、成長、挫折、そして飛躍。

大学入学前から新渡戸カレッジに憧れて入校しましたが、新渡戸カレッジは想像を遥かに越える多くの学びと充実感を与えてくれました。工学部・新渡戸カレッジ・教職課程という三本柱の環境の中で、自分のキャパを超えそうになり、何度も壁にぶち当たりました。しかし、そんな私を一番支えてくれたのは、新渡戸カレッジで得た一生ものの宝、すなわち、夢を語り合い、励まし合える仲間との出会い、国境を越えた留学生との強い絆、そして、先生方やフェローの温かい支えでした。 私が新渡戸カレッジで得たものは、転んでも一度足場を見直して、幾らでも起き上がることができるという自信です。私にとって新渡戸カレッジはその揺るぎない『自分を信じる』土台を構築することができたかけがえのない場所です。一人でも多くの皆さんに新渡戸カレッジに参加して、転びながらも一歩ずつ目標に向かって進むことの喜びを味わって欲しいです。 グローバル時代を生き抜くあなたには、新渡戸カレッジをお勧めします。

2019年新渡戸学(フェローゼミ)での仲間達
2019年新渡戸学(フェローゼミ)全体集合写真