橋本 咲月(はしもと さつき)さん
医学研究科 修士課程
新渡戸スクールでの一年の経験を振り返って最初に出てくる感想は、「受講して良かった。」の一言です。そう思える理由は、尊敬できるたくさんの同期にここで出会えたことと、その仲間と過ごした一年の活動を通して自分が大きく成長できたと感じられるからです。
大学院入学時に新しいことに挑戦したいと考えていた私は、入学ガイダンスで新渡戸スクールの存在を知り、①グローバルに活躍できる人材育成ということばに惹かれた、②他分野の人と関わって、交流範囲や自分の視野を広げたいと思った、③意見を言うことや発表することに対する苦手意識を克服したかった、という3つの考えが主な理由となって履修希望を出しました。
その後、幸運にも新渡戸スクールに入校することはできましたが、私にとっては大きなチャレンジだったため、課題を終えるのに時間がかかったり、英語でのディスカッションについていけなかったりと、他にも一年間で苦労することはたくさんありました。それでも「3+1の力」をベースに講義で学んだ、グループディスカッションや問題発見・課題解決法は知識としてプラスとなって、活動と振り返りを重ねるたびに自分の成長を実感できましたし、同じ目標を持つ仲間が周りにいて、協力しながらそれぞれみんなが頑張っている中に身を置くことで良い刺激を受けていたため、最後までやり遂げることができました。
最初に思い描いていた理想像と現在を比較すると、一年の活動だけでいきなりグローバルに活躍できる人材になれる訳ではありませんが、基礎となるスキルを学びそのための一歩を踏み出せたと思っています。また、交友範囲や視野は実際に広がり、挑戦し続けることで苦手克服に対しても積極的になれたので、一年間の活動にとても満足しています。もし何か一つでも私と同じ理想を持つ人がいれば、ぜひ新渡戸スクールを活用して挑戦してほしいと思います。