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2016年03月30日

多様さを恐れず、未知の世界に踏み入るということ

佐伯 百合子
大学院教育コース修了生

佐伯 百合子(さえき ゆりこ)さん
生命科学院 修士課程

「グローバル人材育成を目指す新渡戸スクールでは1期生を募集しています!」という爽やかなPRムービーとセンスあふれるパンフレット。「Mac PC片手にスタバで自習をキメる学生の集まりだな」、「だいたいグローバル人材って何なんだ」という、いわゆる「意識低い系」学生筆頭だった私が、1年間新渡戸スクール生として授業を受けてきて、良かったなと思うことが3つある。

1つ目は、力を引き出し合う経験ができたこと。初めは議論といわれても何をしていいのかわからない。自分の常識が常識ではない、何て言ったら伝わるのかもわからないという中で四苦八苦しながら授業が進んでいくうちに、少しずつ「チームで力を発揮する」とはどういうことか学び、特に第Ⅳ学期の問題発見型実践科目では充実した活動ができた。フィールドワークから潜在的な課題を見つけ、メンバーの専門性を活かした課題解決策を提案する、なんて今思うとだいぶ成長した。

2つ目は、英語と徹底的に向き合えたことである。英語はずっと苦手で、生涯日本で生きていこうと決めていた私だが、新渡戸スクールの授業進行は基本的に英語。プレゼンも英語。議論もレポートも英語、英語、英語。嫌でも1年間大量の英語に触れ、「ヘタクソな英語でも口に出す勇気」と「英語が聞こえる耳」を得たおかげで英語アレルギーがかなり治った気がする。

3つ目は、最強の仲間に出会えたこと。国籍も専門も経歴も違う60人。新渡戸スクールには今までにないくらい多様な仲間と、その多様さを拒まず、「面白いね」、「魅力的だね」と受け入れる雰囲気があった。また、憧れを体現し社会を垣間見せてくれるメンターの方々、やりたいといえば全力でサポートしてくれる先生たちに支えられて学んだことは、一生の財産である。

最初から「成長しよう」なんて高い志がなくてもいいと思う。一度入ってしまえば、新渡戸スクールには未知の経験ができる環境と最高の仲間がきっと待っている。せっかく大学院まで来たのだから、もっと広い世界を見渡す余裕があってもいいのではないかと、今は思っている。