髙橋 みづき(たかはし みづき)さん
経済学研究科
1年間を振り返ってみると、思うことが多すぎてうまく言葉になりません。新渡戸スクールで得たものを無理やりまとめるならば、「違いを楽しむ度量」、「友人やメンター、先生方との繋がり」、「『私も!』と挑戦する勇気」の3つに集約されるかもしれません。
授業が始まったばかりの頃は専門分野や国籍など、様々な違いが障壁になってストレスを感じることも多々ありました。意思疎通がままならないもどかしさをなんとか解消すべく、とにかく会話し、お互いのバックグラウンドを理解することに努めました。「違いを知り、違いを受け容れ、その上でどう協働していくか」を考えるよい経験になったと思います。
そして、尊敬できる友人がたくさんできました。普段から食事やイベントに行ったり夜通しお喋りしたりと、かなり親密に過ごしています。将来や研究について相談しても必ず予想以上の回答をくれ、大学院生活をより充実したものにしてくれています。各々の好きなことや目標に向かって邁進する友人たちとの時間はとても刺激的であり、この先もずっと彼ら・彼女らとの交流を大切にしていきたいと思っています。
また、様々なメンターや先生方との関わりを通して、自分にはたくさんの可能性があり、無数の選択肢があることを実感しました。それまで将来に対しては漠然とした不安を抱えていたのですが、今は「不安なこともあるけれど、自分の軸がしっかりしていれば、きっと大丈夫」と、いい意味で気楽に、毅然と構えていられるようになりました。
友人やメンター、先生方と出会ったことで、結果として、様々な場面で「私も!」と挑戦できるようになったことが最大の変化です。「『私も』英語で話したい」、「『私も』バリバリ研究をして成果を出したい」、「『私も』誰かを勇気づけられるような人になりたい」、……。失敗さえも歓迎する新渡戸スクールで過ごしたからこそ、ここまで失敗を恐れずに挑戦する勇気がもてるようになったのだと確信しています。
大学院生は忙しく、使える時間も限られています。だからこそどのように過ごすかは自分次第。新渡戸スクールに参加して、濃密な時間を過ごしませんか。苦しいことも多いけれど、乗り越えた先には、新しい自分が待っているはずです。