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2018年04月03日

将来の糧に

内藤 雄心
大学院教育コース修了生

内藤 雄心(ないとう ゆうしん)さん
工学院 機械宇宙工学専攻 修士課程

私が新渡戸スクールへ入校を希望した理由は、より実践的な能力が陶冶できる授業形式に魅力を感じたからです。研究や卒業後は一人で問題を解決することよりもグループで問題を解決する局面がほとんどであると思います。しかし私はグループ内で自分の持っている考えを伝えることや、逆に自分にない考えを理解して共有することに関して練習不足であると感じていました。

新渡戸スクール入校当初は、グループワークにあまり慣れておらず傍観していることが多々ありました。しかしながら、担当の先生方の後押しや周りのメンバーに助けられ、徐々に自ら発言できるようになりました。特に積極的で優秀な友人たちの影響が大きかったと感じています。新渡戸スクールでは様々な国籍の様々なバックグラウンドを持った学生が集まっています。私は最後まで彼らに鼓舞され続けました。授業ではグループワークをどのように進めるべきかだけでなく、新しいアイデアをどのように創り出すか、グループディスカッションで自分がどのように貢献できるかなども学びました。最も印象に残っている授業は冬タームの“Problem Finding”です。この授業の目的の一つは、世の中の事象からなぜそれが問題なのかということを見出すことです。私たちはゼロの状態から自らテーマを創り出し、最終的には問題の本質を探るためにフィールドワークを行いました。さらにこの授業では春・夏・秋タームで学習したノウハウをすべて実践に移すことが求められたことで、一年間で学んだことをブラッシュアップ出来ました。これまで全てがうまくいったわけではなく、幾度も失敗し毎学期反省点がありました。しかし失敗を経験できるのも新渡戸スクールの特徴であると思います。

新渡戸スクールで得られる全ての知識や経験は自身の将来の糧になると断言できます。私は幸運なことに新渡戸スクール奨学生に選ばれ、この奨学金のおかげで私の将来に繋がる大きなチャンスをつかむことが出来ました。少しでも新渡戸スクールを受講することが頭によぎったならば、とりあえず応募してみてください。新渡戸スクールは将来の選択肢を増やしてくれる環境を用意してくれています。