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第9回新渡戸学(新渡戸カレッジフェロー講演会)を実施しました。

第9回新渡戸学:新渡戸カレッジフェロー講演会(11月26日(木))を実施しました。

「グローバルリーダーへの道―今を一生懸命」重田親司フェロー

白夜の海上を、獲ったばかりのサケを積んで進む独航船(どっこうせん)、母船の甲板にサケの満載された網が下ろされるや始まる作業―手際よく腹を開いて内臓を取り出す熟練の手、ベルトコンベアーに運ばれ次々と缶詰になっていく様子-1970年代に収録された母船式サケマス漁業の映像から講演は始まりました。

その後、他国の漁獲規制が厳しくなり、母船式サケマス漁業は、1988年の出漁を最後に廃止されます。それを境に、それまでわずかだったサケマスの輸入が大幅に増え始め、ついには国内生産量の倍以上を占めるようになります。そうした変化とともに、マルハニチロ水産(現マルハニチロ株式会社)での重田フェローの仕事は、国内生産のための業務から、諸外国からの魚介類の買いつけ交渉やそのための拠点の開発などへと変わっていきました。
このようなご経験を通して、求められるリーダー像の変化に気づいたとフェローは仰います。すなわち、かつての抜群の決断力や才能で人を引っ張っていくタイプに代わり、今世界で求められるのは、従業員との対話を重んじる共感型のリーダーだと指摘されます。
そして、共感型のリーダーとなるのに必要な4つの「がく力」として、①学力、②額力/共感力、③顎力/コミュニケーション力(人の話をしっかり聞いて理解する力)、④楽力/胆力(常に肝をすえて、楽観的かつポジティブに考えることのできる力)を挙げ、これらを身につけられるよう、学生のうちに勉強そして友だちづくりを一生懸命やってほしいと仰って講演を締めくくられました。

※本日、冒頭の司会を重田フェローのグループリーダー土屋憧真さん、質疑応答の司会を同グループの栗原利奈さんが務めました。

(上写真:講演を行う重田親司フェロー)